みなさん、こんにちは!
「愛され女性」育成トレーナーの下辻 恵です。
今日は「思い込み」を変えるために必要な《メタ認知》についてお話をしますね。
この《メタ認知》とは、自分のことを客観的に俯瞰して現状を把握することを指します。
イメージとしては、幽体離脱をして一歩引いた位置から自分を眺めているような感じかな?
では、どうしてこの視点を持つことで「思い込み」が変えられるのか?
それは「等身大の自分」を知ることができるからです。
私たちは無意識のうちに自分に対して甘く見積もる部分があるし、都合が悪いことがあれば棚に上げて目を逸らすことが多々あります。
自分の中にある「劣っている部分」「醜い部分」「恥ずかしい部分」は、はっきり言って見たくないのです(^_^;)
なぜなら直視をしてしまったら心が折れてしまいそうになるからです。
ですが、自分の中にある触れたくない部分こそが書き換えた方がいい「思い込み」がたくさん眠っているのです。
またこの部分を直視しないようにしているといつまで経っても「他人軸」から抜け出すことができません。
なぜなら都合が悪くなった原因を「相手」に押し付けてしまうからです。
それでは同じようなトラブルが何度も起きてしまいます。
なので根本から原因を取り除くために「等身大の自分」を俯瞰して眺めることはとても大切なのです。
それからもう一つ大切なことは「感情的にならない」があります。
例えば許し難いトラブルが起きた場合、傷付けば傷つくほど私たちは大きな感情に飲み込まれてしまいます。
顔が真っ赤になるくらい怒りで震えたり、目の前が真っ白(真っ黒)になって何も考えられなくなったり、再起不能になるくらい絶望したり。
このような状態に陥ってしまうと冷静に物事を捉えることは難しいですし、平常に戻るためにはものすごい時間やエネルギーを要してしまうと思います。
ですがこの《メタ認知》ができるようになると、これらの感情に飲み込まれるのは一瞬で済みます。
イコール立ち直りが早く済みますので、精神衛生が良くなります。
では、どうしたらこの《メタ認知》を手にすることができるのか?
【その1】
まずはトラブルが起きたことに対して「なぜ?」と疑問を持ってみましょう。
トラブルの「起因」を探るのです。
大抵のトラブルは対人関係にあると思うのですが、極論を言ってしまえば自分が相手の言動に「反応」さえしなければトラブルに発展することはありません。
だけど相手の言動に耐えきれず自分の中にある「何か」が反応してしまったから摩擦が起きてしまったわけです。
なので原因となった「何か」を見つけるために「なぜ?」と疑問を持ってみるのです。
この場合、相手の中にある「何か」を探るのではなく、反応してしまった「自分」について考えてみましょう。
相手のことはどんなに考えても正解がわかりませんが、自分のことなら納得した答えが必ず見つかりますから。
わからないこと(相手)に頭と時間を使うのではなく、わかること(自分)にエネルギーを注ぎましょう。
自分に対して「なぜ?」と問いかけること、この行為こそ「客観視」の基本です。
イメージとしては「質問をする側」と「質問をされる側」の自分が二人存在するような状態です。
前回のブログでもお話ししましたが《ポジションチェンジ》の第三者のポジションと似たような感じですね。
このように脳内で自分に対して「なぜ?」の質問をし、その質問を受けて一生懸命「答え」を「ああでもない」「こうでもない」と探ってみましょう。
【その2】
そしてある程度の「答え」が見つかったら次はその「答え」に対して「矛盾」がないかを探ってください。
きちんと筋が通っているのかあらゆる角度から検証してみるのです。
これを「ロジカルシンキング(論理的思考力)」と呼びますが、感情的に物事を捉えるのではなく、筋道を立てて矛盾や破綻がないかを自分なりに検証します。
きちんと検証するためには、自分が持っているだけの知識だけでは足りない部分が出てくると思います。
その場合はネットを駆使して、いろいろな人の意見や感想を収集します。
本から知識を得るのも大切ですよね。
そしてある程度の情報が集まったところで、自分なりに「矛盾」のない筋の通った結論を導き出すのです。
導き出すために意外と大切だったりするのは「自分の意見と相反する」人の意見を取り入れることです。
自分にとって都合のいい情報ばかりを集めるのではなく、反論したくなってしまうような情報を集めることもめちゃくちゃ大切です!
なぜならその情報があることで「矛盾」がなくなるというか、反論材料があることで自分なりの筋道が作られるようになるからです。
これができるだけで物事を多角的に見ることになるので、かなり柔軟な考え方ができるようになっているはずです。
《メタ認知》は日々、トレニーングすることで鍛えることができます。
常日頃から「どうして?」「なぜ?」と疑問に思い、それについて「○○という考え方ができる」「いやいや、△△かもしれない」と多角的に考え、そしてわからないことはすぐに調べる。(←これ重要!)
これを繰り返すだけです。
そして「思い込み」は「矛盾」する問題をはらんでいることがほとんどです。
A=Bと綺麗な道筋を示すことができずA≠Bとなるので、この部分を徹底的に調べ上げるのです。
そうすれば自ずと自分が抱えている「思い込み」に気づき、書き換えることができるようになります。
慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが「なぜ?」と疑問を持つことを常に癖づけましょうね。
私はマインドトレーナーとカウンセラーをしておりますので、一緒に「心」を鍛えることをお手伝いできると思っております。
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