みなさん、こんにちは!
「愛され女性」育成トレーナーの下辻 恵です。
今日は「他人軸」の根本である「嫌われたくない」という感情についてお話をします。
与える=自分軸 尽くす=他人軸
前回のブログで「与える愛」と「尽くす愛」の違いについてお話をしました。
「与える愛」と「尽くす愛」の違いについて - 「重い女」から「愛され女性」へ
その違いとは「与える」=「余っているもの」「尽くす」=「無いものを絞り出す」または、心が「満たされている」「満たされていない」の違いです。
心が満たされていれば「余裕」が生まれ、その余裕を人のために使うのが「与える」であり、心が満たされていない「切羽詰まった」状態で人のことをあれこれ気遣うことを「尽くす」と呼ぶのです。
「与える」は「自分軸」であり「尽くす」は「他人軸」とも呼べます。
なぜなら「与える」は自分に選択権があり、自分で「何をするか」を自分で考えて実行するからです。
一方「尽くす」は自分で考えて実行しているように見えますが、でも根本にあるのは「嫌われたくない」という恐怖が動機になっていることがほとんどです。
「嫌われたくない」という感情が「他人軸」になる
このね「嫌われたくない」という感情こそが「他人軸」になってしまう原因なのです。
なので「他人軸」から卒業をしたければ「嫌われたくない」という感情をどうにかする必要があります。
「嫌われたくない」という感情はどこからやってくる?
人間が持っている本能
ではこの「嫌われたくない」という感情はどこからやってくるのでしょう?
それは多分だけど、人間なら誰もが持っている「本能的」なものだと私は思います。
私たち人間は食物連鎖の頂点にいる存在だとしても「一人」で生きていけるわけではありません。お互いが助け合いコミュニティーを作って暮らさなければ長く生きることは難しいと思います。
もちろん秘境などで誰にも頼らず自給自足で暮らしている方もいらっしゃいますが、多くの人間は現代科学の恩恵(ライフライン・医療・娯楽など)を受けたいと思い、コミュニティーの中で暮らしております。
そんな中、他者から排除されてしまったら「生命」の危険を感じてしまいますからね。だから「嫌われたくない」と思うのは自然に湧き上がる「本能」のような感情なのかな?と思うのです。
なのでどんなに強固な「自分軸」を持っている人でも、他者から「嫌われる」ことは傷つくし恐怖を感じると思います。
ですが「自分軸」を持っている人はそれらの感情を処理するのが上手いというか、引き摺らないのです。
それは自分を信じる力=自信を持っているからです。
どんなに傷ついて怖くても「私は大丈夫」と、自分を労り励ますことができるので立ち直りが早いのです。
一方「他人軸」で生きている方は圧倒的に「自信」がありません。
成育環境・親子関係
その大きな理由は「成育環境」が関係していると思います。
簡単に言えば「親との関係」です。
私たちがこの世に生を受けた時は、一人で生きていくことはできません。
お乳やミルクを貰ったり、オシメの交換をしてもらったり、お風呂に入れてもらって体を清潔にしたり、泣いた時はあやしてもらったりと「親」がいなければ私たちは何一つできないくらい、か弱い状態でこの世に誕生します。
なので「親」から嫌われる=「死」に直結します。
だから私たちは生まれながらにして「嫌われたくない」を知っているのだと思います。
もし成長過程で「親」が愛情豊かにあなたの望むような情緒のやり取りがあった場合は、自分の存在を疑うことなく自分を信じることができるでしょう。
ですが「親」の情緒が不安定であなたの存在を否定するような言動があった場合は、自分の存在価値を見出すことができず自分を信じる力は育たないでしょう。
子供にとって「親」は神にも等しい存在なので、そんな存在が自分を否定するということは恐怖以外の何者でもありません。
そうなると見捨てられないように「親」の機嫌をとるようになります。
「親」から愛されたいという思いから必死になって「親」の望むべきことを成そうと頑張るのです。
そこで望むような言動を得られれば嬉しくなりもっと頑張ろうとするし、もし望むものが得られなければ自分を罰するようになり必死に頑張るようになります。
どちらにしても「親」という軸で動くので「親」の感情や言動によって大きく振り回されます。
そういった日常を繰り返すうちに「何か」をしないと認めてもらえない。「何もない」自分には価値がないんだ。という価値観が刷り込まれていくのですね。
これが「自信がない」状態です。
先ほども申した通り「親」との間にあなたが望むような情緒のやり取りがあったり、あなたの存在を否定せずいつも味方になってくれるような存在だったらきっと「自分軸」は育つでしょう。
ですが、どんなに望んでも時間は巻き戻りませんし「親」を変えることはできません。最近では「親ガチャ」なんて言葉もありますが、こればっかりは仕方のないことです。
とはいえ、そんな運命を受け入れっぱなしではあなたの幸せは遠のくばかりですからね。あらがうためにも「自分自身」を見つめ直す必要があるのです。
自分の力で未来を変える
私たちは生まれた環境を最初からやり直すことはできませんが、でも今はもう立派な大人です。「親」がいなくても私たちは一人で生きていくことができるのです。
私たちは自分の「生き方」は自分次第で変えることのできる力を持っています。
過去は変えることはできませんが、未来は好きなように変えることができるのです!
「親」との関係を見直す作業は本当に辛く骨が折れますが、でもいずれ取り組んで欲しい課題だと思っております。
ゆっくりでもいいですから「親」に振り回される人生から「嫌われてもいい!自分の人生を生きる!」と胸を張れるような生き方に変えていきましょうね(^ ^)
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