みなさん、こんにちは!
「愛され女性」育成トレーナーの下辻 恵です。
今日は《アファメーション》が上手くできない理由についてお話をしますね。
「思い込み」を書き換える手段の一つとして《アファメーション》はとても有効的で、かつ簡単で楽しい作業です。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
ここでもう一度おさらいをしますが《アファメーション》とは、肯定的な言葉によって自己暗示をかけたり、理想とする自分を引き寄せるための自己宣言のことを指します。
そして《アファメーション》の基本は「肯定的」な言葉を「断言」することです。
例えば「嫌われたくない」という思い込みを持っている場合「愛される」に変えるためには「私は大好きな彼から愛される!」と言い切ってしまうのです。
ですが「嫌われたくない」という思い込みが強ければ強いほど「私は大好きな彼から愛される!」と言い切るたびに、この言葉に拒否反応、もしくは疑う気持ちが湧いてくると思います。
何だろう?
「楽しい」というよりは「疑念」や「居心地の悪さ」や「ピンと来ない」という感じになると思います。
これこそが《アファメーション》が上手くできない理由となります。
《アファメーション》は、いわば自分が持っている染みついた「価値観」を塗り替える作業となるのですが、長年持ち続けている「価値観」はそう簡単には書き換えられません。
中でもその「価値観」によって傷ついてきた場合、抵抗は半端ないものとなります。
なぜなら「そう簡単に許してたまるか!」という「怒り」の感情が邪魔をするし、あと単純に「新しい価値観」は不安で怖いものだからすぐには受け入れられないのです。
ではどうして「新しい価値観」は怖いと感じてしまうのか?
それは「生きるための本能」とも言えるのですが、私たちは「今現在」を生き延びていることこそが重要なのです。
なので「今現在の価値観」で生存できているのなら、幸とか不幸とかはどうでも良くて「わざわざ変える必要はない」という判断を下してしまうのです。
イコール「新しい価値観」は生命を脅かす危険なものであり、取り入れる必要はないと防衛本能が発動するのです。
これを現状維持バイアスと呼びます。
本来《アファメーション》とは「なりたい自分」をイメージしてワクワク楽しい気持ちになって不要な「思い込み」から「新しい価値観」に書き換える作業なのですが、この「現状維持バイアス」が発動してしまうと、ワクワクするどころかモヤモヤするようになります。
なのでもしあなたが《アファメーション》を試したところモヤモヤを感じたのならそれは「現状維持バイアス」が発動したと思ってください。
では、どうしたらこの「現状維持バイアス」を外すことができるのか?
こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、まずは「慣れる」しかありません。
そうだな〜
利き手で行っていることを逆手に変えると物凄い違和感を覚えると思うのですが、それでもやり続けることで「馴れ」が生じ違和感はかなり減ると思います。
逆に慣れ過ぎると、もう一度利き手でやってみたらそちらに違和感を覚えるほどになったりします。
そう。私たち人間は続けることで案外簡単に「慣れ」が変わってしまうのです。
なので違和感がある《アファメーション》も、続けることによってすんなり受け入れられるようになったりします。
最初は『んなわけあるか!』と反発していた心が次第に『え、でもそうなったらちょっと良くない?』から『うわ!本当に○○になったらめっちゃ嬉しい!!』とワクワクした気分に変化することは割とあることなので、まずは諦めずに「慣れる」まで続けてみてください。
あとは冷静に「なりたい自分」の「メリット」について考えます。
「現状の自分」は確かに生命が脅かされているわけではありませんが、でも「幸せ」とは程遠い位置にいると思います。
だからこそ「なりたい自分」像があるのですが「現状維持バイアス」が足を引っ張り、あえて「幸せ」の方向へ行かないようにブレーキをかけます。
でも「現状維持バイアス」は、新しく進む方向が「安全である」と認識すれば自然とそちらに動き出す性質があります。
なので『こっちは危険じゃないよ〜』『むしろメリットしかないよ〜』『だからこっちに行こうね〜』と誘導してあげるのです。
そうだな〜
上司や取引先にO.K.を出してもらうために、めっちゃ魅力的なプレゼン(メリット)を「現状維持バイアス」にするような感じです。
多分魅力を感じたらまっしぐらに進んでくれると思いますよ(^ ^)
ですがこのようなアプローチを続けても心が動かされないというか、心が荒むような感じがある場合は「怒り」の感情が邪魔をしている可能性があります。
先ほども申した通り、自分が抱えている「価値観」によって傷ついてきた場合《アファメーション》をするたびに「怒り」の感情が湧き上がってくるかもしれません。
例えば「私は誰からも愛されない」という「価値観(思い込み、傷つき)」を持っている場合に「私は大好きな彼から愛される!」と《アファメーション》を行うと『そんなことあるはずない!』とドス黒い感情が湧き上がってくるかもしれません。
それは過去に「愛されなかった」という傷ついた経験を思い出し、やるせなさや悔しさや悲しみと言った感情をイメージで再現してしまうからなのです。
こうなると心の中では「愛されたい」と願っているのに「愛される」ことは絶対にない!覆らない!許さない!という矛盾した感情に支配されてしまいます。
この「怒り」の感情がブレーキとなり《アファメーション》の効果が現れず「変わりたいのに変われない」という現実を引き起こしてしまうのです。
なのでまずは「なりたい自分」のブレーキとなっている「怒り」を鎮めることが先決となります。
次回はこの「怒り」をどうやったら鎮められるのかについてお話をしたいと思います。
私はマインドトレーナーとカウンセラーをしておりますので、一緒に「心」を鍛えることをお手伝いできると思っております。
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